ミツバチが花の蜜を集め、花粉を集め、蜜をそのまま消化器官に入れず、「蜜胃」という器官にいれて、特殊な酵素を加えハチミツが作り出されます。1匹のミツバチが一生涯において、ハチミツを作り出せる量は、『ティースプーン1杯』といわれており、大変貴重なものとされております。
弊社は商社等の仲介業者は一切通しておりません。
「安心安全」を基本にしておりますので、蜜源植物の選定から、養蜂家の下記作業指導まですべて弊社で行い管理をしています。
実際中国の現地におもむき、不定期ではありますが、弊社の養蜂作業が徹底されているかの調査も行っております。
― 山口喜久二式自然養蜂 ―
・ 安全なエリアの立地で蜜源植物の厳選の調査
・ ミツバチ専用の水飲み場の設置
・ 自然交配による元気なミツバチを育成
・ 4回目以降の採蜜を徹底
・ 蜂場で直ちに濾過作業徹底
・ 朝絞りの徹底
蜜源の選定から製品化にいたるまで、すべて一貫し管理して行っているのが「薬蜜本舗のハチミツ」です。
白く固まっていく現象を結晶といいます。結晶が起こるのは、ハチミツの主要成分であるブドウ糖、果糖のうちブドウ糖の作用によるものです。従って、ブトウ糖の多いハチミツほど結晶しやすくなり、純粋ハチミツの特徴とも言えます。結晶しても品質には全く影響はありません。結晶が起こるのは5℃~14℃くらいのようです。
<ハチミツの結晶を溶かす方法>
1.結晶したハチミツが、容器ごと入るくらいの大きめの鍋(あるいはボウル)をご用意ください。そこにお湯(45度程度・・・お風呂よりも少々高めです)をはり、ふたをとったハチミツの容器をそのままそっと入れます。
2.ハチミツが徐々に溶けてきますので、スプーンなどでゆっくりとかき混ぜます。
※お湯の温度が下がったら、お湯を入れ替えるか、あるいはさらに大きななべにお湯をはり、なべを直火で(くれぐれも弱火で!)温めます。
下記の成分表をみると、カロリーは砂糖と比べるとハチミツの方が低く、栄養成分もハチミツの方が高いと言えます。
ハチミツと砂糖の成分比較
栄養素 | ハチミツ100gあたり | 上白糖100gあたり |
---|---|---|
カロリー | 294kcal | 384kcal |
水分 | 20.0g | 0.8g |
たんぱく質 | 0.2g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 79.7g | 99.2g |
灰分 | 0.1g | 0g |
ナトリウム | 7mg | 1mg |
カリウム | 13mg | 2mg |
カルシウム | 2mg | 1mg |
マグネシウム | 1mg | 0.1mg未満 |
リン | 4mg | 0.1mg未満 |
鉄 | 0.8mg | 0.1mg未満 |
亜鉛 | 0.3mg | 0mg |
銅 | 0.04mg | 0.01mg |
ビタミンB1 | 0.01mg | 0mg |
ビタミンB2 | 0.01mg | 0mg |
ナイアシン | 0.2mg | 0mg |
葉酸 | 1μg | 0μg |
バントテン酸 | 0.05mg | 0μg |
ビタミンC | 3mg | 0μg |
ハチミツは強い殺菌力を持っており、糖度(一般のハチミツは糖度80%前後)も高いため、適正な状態で貯蔵されれば十分に長期保存が可能です。
ハチミツは天然物であり食品なので、衛生的に取り扱って頂くことをオススメいたします。長期保存する場合は、温度変化の少ない冷暗所等で保存されるとよいでしょう。
薬蜜本舗のハチミツは色調の変化、風味の面から判断し2年と設定しております。
一般的にハチミツは、ボツリヌス菌の芽胞が混入している危険があるといわれ、厚労省では1歳未満の乳児にハチミツを食べさせないようにと指導しています。ボツリヌス菌の芽胞は土壌や空気中などに広く分布しており、酸性に保たれている大人の消化器官の中では発芽しませんが、消化器官の発育や抵抗力が弱い新生児では発芽し、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。しかしながら、1歳以上の幼児から高齢者に至るまで、ハチミツは全く安全な食品です。
※妊娠中の方や授乳期間中の方が召し上がって頂いても問題はありません。
ハチミツの色は、ミツバチが蜜をとってくる花の種類によって全て異なります。
味や香りは、色が薄いものほどあっさりした味で、色が濃いものはミネラル類等が多く、特有な香り等が強くなってきます。
色は長期保存したり、日の当たる場所に置いたり、加熱によって褐色度が増しますが、品質には問題ありません。
お米(古米)が生き返ります。
お米二合に対して小さじ1杯のハチミツを、お米をといだ後に加え、そのまま炊いてみると、新米のような味に戻ります。
更に30分~1時間つけ込んだ後、そのまま炊いてみると、安物のお米が、高級米に近い味になります。
唾液に含まれるアミラーゼという酵素が、ご飯に含まれるでんぷんを分解して糖にしてくれます。ハチミツにも、このアミラーゼが含まれていて、ハチミツを加えてご飯を炊くと、この酵素がでんぷんを分解し、ご飯の甘さを出やすくします。さらに、ハチミツの糖分がお米の保水性を良くしてくれるため、ご飯がふっくらと炊けるようになります。
お肉がジューシーになります。
肉を加熱すると、どうしても固くなってパサつきがちです。その理由として、うま味を持った肉汁が流れ出してしまうからです。そこで肉にハチミツをかけてみましょう。
実はハチミツは、吸収性と保湿性に優れているのです。
ハチミツを肉にかけると、すぐに肉の中に浸透していき、肉の組織が縮むのを防いでくれますので、熱しても固くなりにくくなります。さらに、ハチミツの中の有機酸が肉の保水性を良くして、肉汁が流れ出してしまうのを防ぎ、うま味をしっかり閉じこめてくれます。
魚の臭みが消えます。
①ハチミツの中の酸が、魚の嫌な臭いを空気中に出ないよう抑えてくれること。
臭いの物質を不揮発性に変えるということらしいです。
②ハチミツの糖分が、魚のタンパク質、調味料のしょうゆやミソのアミノ酸などと熱反応を起こし、新たにできた香り成分が、魚の臭いを掻き消してくれます。
働き蜂は花から花蜜と花粉を集めて巣に貯めます。働き蜂が花粉を食べて、腸で吸収し体内で合成された物質を頭部の咽頭腺より分泌したものが、「ローヤルゼリー」であり、女王蜂は生涯を通してローヤルゼリーしか口にしません。
一方、花蜜を胃(蜜胃)で消化し、ブドウ糖と果糖に分解した後、口より巣房に戻され、これが熟成されたのが「ハチミツ」です。
ローヤルゼリーは、乳白色のクリーム状で酸っぱくて刺激臭があるのに対し、ハチミツは透明な淡黄色で甘いという違いがあります。 ハチミツの成分は、果糖、ブドウ糖、花粉などに対し、ローヤルゼリーは、各種アミノ酸、ビタミン、ミネラル類の他に、ローヤルゼリー特有の物質として、脂肪酸であるデサン酸や、糖タンパク質である、アピシン、ロイヤラクチン、ロイヤリシンなどの多様な成分が含まれています。